カテゴリー: 愛車サンバートラック

  • サンバートラック逝く

    兄の形見のサンバートラックだがついにエンジンがかからなくなった。
    大抵の修理は自分でやるが今回はどうも重症のようで最悪搭載のECU(コンピューター)故障の
    可能性も出てきた。

    症状

    始動キーを回すとセルモーターは回っているが始動する気配が全くない。
    運転席の前にあるメーター類の「エンジン警告灯」の点灯が無い。
    方向指示器もワイパーも作動しない。

    自分で治せるかどうか分からないので念のためスバルにメール連絡して見た。
    そうしたら何と最寄りのスバルが昨年末に終了、店じまいしているではないか。
    現在一番近い修理ドックは、ここから100Km近い縁結びの町まで持って来いとの事でした。

    田舎に住んでいるとこうゆう場面は都会に比べて流石に不利になります。
    まあスバルにしてみれば過疎地で商売は成り立たないという事なのでしょうが、私個人にして見れば
    車が無いと食料も、灯油も、ガソリンも手に入りません。
    一番近いコンビニやスーパーまでは15Km~20Km程度もありますのでチャリンコでも無理があります。
    マイカーが唯一の手段なのです、もうここで死を待つしかありません。

    愚痴を言っていてもしょうがないので基本自分で修理するという方向で猶予を1カ月と定めました。
    1カ月掛かっても無理の場合には、新しく軽トラを買う事にしました。
    しかし、一番安いのでもダイハツハイゼットのスタンダードが130前後でした。
    故障が一番いやなので中古だけは避けようと思いました。
    無職の年金生活者にとって100万円はかなりきつい出費になります、ここは何としても直してやるという
    意気込みで挑戦する事にします。

    まずヒューズの点検から

    基本はまずヒューズ点検でしょう。
    サンバートラックのヒューズは2箇所にあります。

    1か所目 搭載バッテリー取付部の奥

    アクセスするにはBATを取り外し、更に置台を固定しているの4本のねじを外して台を取り外す

    2か所目 運転席前の下

    マイナスドライバーを使って こじって手前に引っ張る
    この穴と運転席前下からアクセスする
    ボルト2本で固定されているのでボルトを取り外してからアクセスする。
    かなり難易度が高い

    結果すべて問題なしでした。
    流石にヒューズの接点は長年の影響で酸化しているので個々にきれいにして接点復活剤で洗浄して
    おいた。

    次はECU「Electronic Control Unit(電子制御ユニット)」の点検

    まさかとは思ったが、webをググると結構事例が出ているし新品や中古品が販売数多く販売されて
    いるようだ。
    車の修理はド素人だが、コンピューターは専門なのでまず回路図をヤフーで入手する。

    ヤフオクで¥8,000~¥15,000位で入手できる
    ECUは運転席背もたれの後ろにある ビニールの黒いカバーをめくると出てくる
    グレーの金属ケースに入っているのがECUで3個のカプラーが挿さっている 上からa b cのカプラー
    その右側にリレー群がある、リレーの一番左にある黒いリレーがメインリレー1と2

    回路図で検討

    配線図のb8がバックアップ電源になっていて、ここにはキーを切っても常時12Vが供給されている。
    b4にキーの入力がある。
    キーをひねるとここに12Vが供給されb10のメインリレー2個の励磁コイルのGND側が繋がっている。
    デジタルマルチメーターで測るとb8のバックアップ電源は12VでOK キーをひねってb4を測ると12V
    来ている。
    しかし、b1,b2にECU用のメイン電源12Vが来ないし、メインリレー1,2のカチという音もしていない。

    そこでまずメインリレーまで12Vは来ているか調べた。
    メインリレーは挿し込んであるだけだが、しっかり挿さっているので手でグイグイしたぐらいでは引
    き抜けない、かといってペンチなどで無理やり引き抜くとプラスチック筐体なので壊れる恐れが
    ある、マイナスドライバーをリレーとソケットの僅かな隙間に入れて軽くてこの原理でドライバー
    をひねると僅かにグと緩む感触があったのですかさず手でグリグリしたら無事引き抜けた。
    リレー自体は2個共正常であった。
    リレーを抜いた状態で、キーを回しリレーソケットに12Vが来ているか測ったら正常であった。となると、b10のリレーコイルのGND側を制御しているECUのトラブルが予想される。

    ECUそのものが故障しているのかそれともセンサーやそこに至るケーブルなどがショートして安全
    装置が働いているのかは不明なので、5Vラインc18から出ているケーブルを試しに切断してみた。
    すると、b10が働いたようでメインリレーがカチと音がしてECUの電源b1,b2に12Vが来るようになった
    しかし、相変わらず「エンジン警告ランプは」点灯しない状況で改善は無かった。
    またb18に5Vも出てこなかった。
    5Vを使用しているセンサーが他にもあるとやはり安全装置が働くはずなので、5Vを使用している
    センサーを見つけようとしたが、この図面からは全く読み取れない。
    切断したc18のセンサー側とシャーシー間は∞Ωで問題なかった。

    困ったときの神頼みいやGoogle AI頼み

    確たる情報が皆無なのでGoogle AIさんに聞いてみた

    質問


    5Vを使っているセンサーはを全部教えて戴けませんか?順番に取り外してみたいと思います。C18経由はOKだったのでその他を教えて下さい。

    形式:EBD-TT2
    原動機形式:EN07F形
    初年度検査年月日:平成21年11月(2009年)

    回答

    18端子の切断により、そこから先の配線やセンサー(スロットルセンサー・圧力センサー)が正常であることが確認できたのですね。素晴らしい切り分けです。

    C18がシロ(正常)でありながら依然として5Vが出ない場合、ECU内部で5V電源を共有している「別の5V系センサー」がショートして、ECU全体の5V出力を引きずり下ろしている(道連れにしている)可能性が極めて高いです。

    スバル・サンバー(EN07型エンジン搭載のTT/TV/TW系を想定)において、ECUから5V電源(または5Vの基準信号)が供給されている主なセンサーの一覧は以下の通りです。これらを順番に取り外して、C18(またはECU内部)に5Vが復活するか確認してください。

    取り外して点検すべき「5V系センサー」一覧

    ・カム角センサー(カムシャフトポジションセンサー)
    ・クランク角センサー(クランクシャフトポジションセンサー)
    ・水温センサー(エンジンクーラント温度センサー)
    ・吸気温センサー

    という本当かどうかはさておき基本的な私の考え方は間違っていない感じなので、該当する4つの
    センサーを順番にカプラーから引き抜き「エンジン警告ランプ」が復活するか確認しました。
    結局復活しませんでした。

    ここ迄の事で私の中では70%の確率でECUそのものが故障していると判断しました。
    ECUを直すという考えも湧きましたが、完全なブラックボックスなのとたとえ部品を特定しても
    恐らく自動車に使われている部品は専用で秋月電子では買えないだろうと判断しました。
    万一修理できるとしたら、電解コンデンサーのふくらみや半田クラック程度でしょう。
    ここは諦めて中古部品で探すことにしました。

    車の部品は、製造月日によって仕様が変わる事が普通なので、中古選びは慎重にやらないと
    買っても合わないという事態になりかねません。
    ましては心臓部のECUですからソフトのバージョン等の違いで同じ働きをする部品を見つける
    のはかなり大変な作業と思われます。

    が。。。。。ありました。
    販売している数多くのサンバートラックECUの中古の中から唯一1個だけ形式が近そうなものを
    見つけて早速ポチっておきました。

    楽天で見つけたもの
    ¥36,630
    私のサンバートラックの物

    値段的には¥6,000程度で買えるものが沢山販売されていますので高いですが、型式がここまで
    近いものは見つかりませんでした。
    安くても合わないものを買ったら相当ショックを受けますのでここは安全に行きました。

    取り換えて「エンジン警告ランプ」が点灯し、ワイパーや方向指示
    がぐいーんと動き出したときは、本当に感動しました。
    イロハのイの字が表示された位に喜びました。